2008-12-19から1日間の記事一覧

手薄な部分を衝き、戦いの主導権を握る

部下をどのように掌握するか―この問題もきわめて今日的である。『孫子』がここで述べている内容をまとめてみると、つぎのようになるであろう。 (1)数が問題ではなく、一致結束をはかることが肝要である (2)罪の適用は慎重にしなければならないが、されば…

手薄な部分を衝き、戦いの主導権を握る

相手がどんなに強大でも、かならず手薄の部分があり、つけこむ隙がある。そこを衝けば戦いの主導権を握って勝利を収めることができるというのが、「実を避けて虚を撃つ」考え方である。 『孫子の兵法』 〜虚実篇 P.113〜

相手を行動不自由な状態に追い込み、こちらは行動自由な状態を確保する

「人を致して人に致されず」とは、相手をこちらのペースに乗せること、つまり主導権を確保することである。さらに言えば、相手を行動不自由な状態に追い込み、こちらは行動自由な状態を確保することである。 『孫子の兵法』 〜虚実篇 P.98〜

孫子の兵法―ライバルに勝つ知恵と戦略