『調整』と『育成』
調整とは、自分がコントロールしている、いないにかかわらず、よい結果が出せるように仕事を進めることである。調整は集中化によりおこなわれるものも、分散化によりおこなわれるものもある。どちらの場合でも、調整はするべき業務とそれらの関係に焦点を合わせる。それに対して、育成はその業務をおこなう人間に焦点を置いている。彼らが何を求め、何が得意で、お互いにどうやって助け合えるのかを考えるのだ。育成とは、人を使うときに管理と放任を正しく組み合わせて、もっともよい結果をもたらすことである。
『フューチャー・オブ・ワーク』 〜活動の調整〜 P.181