自説を曲げることを厭わず、妥当な線を探す

論理的思考方法にとらわれればとらわれるほど、自説を曲げない傾向が強くなる。事実か論理で間違いを犯したりしていない限り、正解は一つであるということを暗黙の前提にしている思考法だからだ。・・・<中略>たくさんの真理が主観的に存在すると唱えたフッサールの提示した解決策は、異なるたくさんの主観的真理をぶつけ合って「妥当」な線を探しあおうというものだ。「妥当」というのは、同じ目的や目標を持つ者同士が誠心誠意、目的・目標達成のために、お互いが納得できる解決策を探ることを意味するのだと説明している。
『30歳からの成長戦略』 〜P.187〜