企業のIT部門にとっての主要課題は、何を手放し、何を手放さないかを、正しく決断すること

大企業は、社内コンピューティングへの過去の投資と、ユーティリティがもたらす利益とのバランスを取る必要がある。大企業に期待されるのは、長い期間にわたって複合型アプローチを追及することだ。つまり、ハードウェアとソフトウェアの要求事項の一部は自ら提供し、その他のものはネットワーク上で購入することである。事実、企業のIT部門にとっての主要課題は、何を手放し、何を手放さないかを、正しく決断することなのだ。
クラウド化する世界』 〜第6章 ワールドワイドコンピュータ P.141〜