書きたい要素を詰め込みすぎはX、文章や紹介の仕方にも芸があり、その本を読みたくなる書評は○

C=書評になっていない。その理由としては、?文章表現が稚拙もしくは言葉足らず、説明不足で何を言いたいのかわかりにくい、?どういう理由があるのかわからないけれど、対象書籍から逃げ腰になっている、?あれこれ書きたい要素を詰め込みすぎて、ひとつひとつのおすすめポイントが全部ぼやけてしまっている、?論文のような専門用語の多い堅いばかりの学者文章に辟易させられる、・・・(中略)
A=取り上げられている本を読みたくなる書評。文章や紹介の仕方にも芸があって、それ自体がひとつの”作品”になっている。
『ニッポンの書評』 〜第12講 新聞書評を再考してみる P.138〜