2007-01-05から1日間の記事一覧

ライブドア粉飾決算事件の争点

ライブドアは新たに発行した株をM&Aチャレンジャーを経由してVLMA2号という投資事業組合に持たせ、その売却代金を自らに「還流」させることで、売上高や利益を膨らます材料に使った。この手法でライブドアは2004年9月期連結決算の売上高を37億5000万円も底上…

正義の顔とファンドマネジャーの顔

村上は最後までコーポレート・ガバナンス確立の旗を降ろしていなかった。しかし、逮捕前の時点で4400億円もの資金が集まり、それを高利回りで運用することがそうとうな負担になっていたことは想像に難くない。 ・・・使い分けているつもりだった正義の顔と、…

時代の最先端を走っていたが故の孤独

問題提起をしても、株式を持ち合う日本の金融機関や事業会社は経営陣側について、なかなか賛同してくれない。モンクスを始め、後に米GMにルノー・日産との再編を提唱することになるカーク・カーコリアンら、米国には一七〇〜一八〇のアクティイストがいる…

ライブドア事件で粉飾していたのは、東京地検

堀江裁判では、検察側が描く堀江主犯の粉飾決算という単純すぎる構図が、実は野口や宮内の役割を隠蔽した「粉飾起訴」であることをさらけ出した。「国策捜査」とすっかり揶揄されるようになった東京地検特捜部の体質を、改めて広く世間に知らしめることにも…

「ヒルズ黙示録・最終章」の肝

「15億円の(付け替え)粉飾は堀江さんに報告しながら進めていただけに、いまだにそこのところを見てみぬふりをしているのか、人のせいにしているのか分からないが、『知らない』というのには非常にショックを受けている」 「今でも堀江さんを尊敬し、検察の…

ヒルズ黙示録・最終章