2009-06-22から1日間の記事一覧
・イデオロギーを変える 「どうせ人生に望みはないから、テロリストにでもなろう」というイデオロギーを「希望はある。自分の人生を良いものにできる」というイデオロギーに変えた(ケニアのジャミィ・ボラ) ・権限を中央に集めさせる(牛型アプローチ) い…
・サークル(ヒエラルキーのないグループ。自主性にゆだねられる) ・触媒(サークルを創設し、そのあとは身を引いて、表舞台から消えてしまう人物) ・イデオロギー(分権型の組織をまとめる接着剤の役割を果たす) ・既存のネットワーク(インターネットが…
・誰かひとり、トップに責任者がいるか? ・本部があるか? ・頭を殴ったら死ぬか? ・明確な役割分担があるか? ・組織の一部を破壊したら、その組織が傷つくか? ・知識と権限が集中しているか?、分散しているか? ・組織には柔軟性があるか、それとも硬…
・分権型の組織が攻撃を受けると、それまで以上に開かれた状態になり、権限をそれまで以上に分散させる。 ・ヒトデを見てもクモだと勘違いしやすい ・開かれた組織では情報が一カ所に集中せず、組織内のあらゆる場所に散らばっている ・開かれた組織は簡単に…
分権の波がすべてを変えた。AT&Tは巨大企業で、巨大なインフラと何万人もの従業員を要する。スカイプには、数人の従業員と数えられるほどのパソコンしかなかった。しかしスカイプは、たくさんの従業員や巨大な宣伝費、それに大規模な設備をもつ必要がなかっ…
基本的にGMは、変化を避けようとした。ハイブリッド型の組織ではあったが、社内をより分権化する戦略を拒否した。すでにうまくいっているのに、なぜ変わらなきゃいけないのか、というのがGM経営陣の態度だった。一方トヨタは、ヒトデ型とクモ型の間にある完…
アパッチ族とアルコホリックス・アノニマスの組織で起きたのは、権力の集中化だ。人々は、いったん財産を手にすると、それが牛だろうと本の印税だろうと、すぐに、利益を守るために集権的なシステムを求めるようになる。自分の財産のことになると、人はそれ…
若者の間で現在人気のあるイデオロギーは、「音楽も映画もタダでダウンロードできるのに、なんで払う必要がある?」というものだ。それなのに映画業界は、「(犯罪を)支援するな、通報しろ」とか「映画の海賊版をダウンロードするのは窃盗です」といったダ…
人は、話を聞いてもらっていると感じたときや、理解してもらい、賛成してもらっていると感じたときに、変化しようという気持ちが強くなる。触媒は、他人の問題を解決する方法を見つけようとしたり、それを押し付けたりはしない。相手と仲間としての関係をつ…
オーレンのような人物と話していると、彼がこちらの話に興味を持ってくれていることがわかる。そういうとき、私たちは心を開き、つい、自分のことを語ってしまう。そうすると会話は自然とおもしろくなり、彼は本当に自分のことをわかってくれる人だと実感す…
彼らがそこまでするのは、コミュニティへの帰属意識からだけでも、無料で何かを手に入れられるからというだけでもない。自由と信頼があるからというだけでもない。分権型の組織をまとめる接着剤の役割を果たすのは、「イデオロギー」だ。 『ヒトデはクモより…