2010-01-01から1年間の記事一覧
そうやってインプットの蓄積を増やしていくと、あるところを境にして、あたかも水槽の水があふれ出るようにラクにアウトプットができるようになる瞬間がきます。そうならないうちはまだまだインプットが足りないのです。 『「思考軸」をつくれ』 〜「多様な…
「昔の人はどうやって乗り越えてきたのだろう」というタテ思考、「ほかの国ではどのようになっているのか」というヨコ思考。思考をタテに掘り、ヨコに広げていくことが、自分なりの軸を築き、磨き上げるもっとも確実な方法です。 『「思考軸」をつくれ』 〜…
だから、手ごわい問題に遭遇したら、古今東西の歴史のなかから同じようなケースを探し出して、先達がどのように対処し、その結果どういうことがおこったかを調べてみるのです。うまくいっている事柄が見つかれば、それをそのまま参考にさせてもらうことがで…
特に直感の精度が求められるのはリーダーになったときでしょう。極論すれば、リーダーというのは、「わからないことを決められる人」のことです。現場をいちばん知っているのは部下であり、上司はその詳細まではわからないのがふつうです。わからないなかで…
新しいことを知れば知るほど、この世界の不確定要素は減少します。そしてその分、自分のなかの思考軸が太くなっていくのです。私の理想とするのは、死ぬまでに何事にも縛られず何事にも囚われない、「絶対自由」という生き方です。自由でいるために直感を磨…
自分を開いて率直に何でも受け入れるようにしていると、外からいろいろなものが入ってきます。私は食いしん坊なのでよく食事にたとえますが、あれこれを言わずに目の前にあるものを何でも食べ、人から薦められたときでも何でも食べてみるのです。 『「思考軸…
それまでずっと「日本の生命保険業界をなんとかしたい」という思いはもち続けていたものの、自分ではそれは果たせないままに終わるだろうと思っていたのです。だからこそ、「遺書」にあたる本(『生命保険入門/岩波書店』)も書いたのです。思いがかなわな…
私にとって自分の直感はもっとも信頼できる意思決定の指針なのです。直感というのは、なにも天から降ってくるものではありません。何か課題を与えられると、脳は無意識の領域でも自分の脳内にストックしてある知識や情報を検索し、さらにそれらを足したり引…
医療は人から死を遠くに引き剥がしたが、自然はいつでも生命の真実を指し示している。生きとし生けるものはいつか必ず滅びるが、できうる範囲で精一杯良く生きようとした生命に後悔はない、それが真理である。・・・<中略> 残念ながら、死を前に後悔が一つ…
私は生の一つの意味は、関連する誰かに、自分を残すことだと感じている。かつてある本に記した「人はその生き方を他者に刻むために生きている」というやつである。 『死ぬときに後悔すること25』 ~生と死の問題を乗り越えられなかったこと P.193~
だから、死期が迫って後悔しないように、自らが生きた証を積極的に残そうとするべきである。またその行為が、後の人々の力となるのである。誰かの人生はその人に固有のものであり、他者がそこから学びや気付き、そして癒しや勇気をもらうこともまれではない…
「あれこれ心を惑わせすぎたような気がします。今のこの心境をもってすれば、もっと冷静でいられたものを」 「なかなか難しいものですね」 「そうです。ただ皆がこうやって死んでいくもの。だから誰かを恨んだりうらやんだりするのは、ばかばかしいとはっき…
考えてみると、死ぬ前に後悔するのは、夢がかなわなかったこと、かなえられなかったこと、そのものよりも、むしろ夢をかなえるために全力を尽くせなかったことにあるのかもしれない。 『死ぬときに後悔すること25』 ~夢をかなえられなかったこと P.64~
あくまで個人的意見として受け取っていただきたいが、私としては四十代を超えたら年に一回くらいPETをしてみるのも良いのではないかと思う。 『死ぬときに後悔すること25』 ~健康を大切にしなかったこと P.25~
実際、いまわの際に「先生、わたしはもう思い残すことはないですよ」、そう胸を張った数少ない患者さんたちは、世間一般よりずっと早くから、後悔を残さないように「準備」してきたように思えた。彼らの生き方は、いつ死んでも後悔が少ないような、問題を後…
単純な話だが、明日死ぬかもしれないと思って生きてきた人間は、後悔が少ない。明日死ぬかもしれないと思う人間は、限られた生の時間を精一杯生きようとする人間であり、一日一日に最善を尽くそうとする人間である。一期一会を思う人間である。 『死ぬときに…
人生にリハーサルはない、最高の仕事をするチャンスは一度きり。 『20歳のときに知っておきたかったこと』 〜P.192 第9章これ、試験に出ますか?〜
わたしたちは、「最低限の条件を満たす」よう促されています。つまり、要求されたことに応えるために最小限の努力をするよう暗に明に促されているのです。・・・<中略> 見返りに何を得るかが正確にわかっていれば、最低基準を満たすのは簡単です。でも、こ…
あなたのために何かしてくれた人に対して感謝の気持ちをしめすかどうかで、あなたの印象は大きく変わります。あのたのために何かをしてくれたということは、機会費用がかかっているという事実を忘れてはいけません。つまり、あなたのために時間をさいてくれ…
目標を絞り、ひたむきに努力すれば、幸運が舞い込む確立はあげられます。しかしながら、努力以外にも使えるツールはたくさんあります。訪れた機会を歓迎する、チャンスが舞い込んだら最大限に活かす、身の回りの出来事に目を凝らす、できるだけ多くの人たち…
人間は二つのタイプに分かれることがわかってきました。自分のやりたいことを誰かに許可されるのを待っている人たちと、自分自身で許可する人たちです。自分自身の内面を見つめて、やりたいことを見つける人がいる一方で、外からの力で押されるのをじっと待…
「してはいけないことを三つ教えられたんだ。あとは自分次第だそうだ」。この逸話の要点は、すべきことをあれこれ挙げていくよりも、絶対にしてはいけないことを知っておく方がいい、ということです。 『20歳のときに知っておきたかったこと』 〜P.65 第3章…
KPCBのパートナー、ランディ・コミサーは、「起業家精神とは、世の中にはチャンスが転がっていると見ること」だと語っています。大きな問題を見出し、それを解決することが、すべての関係者の大きなリターンにつながることを、実際に目の当たりにしてきたの…
それなのに、自分の価値観だけが正しいと決めつけて相手を変えようとすると、人間関係はとたんにおかしくなります。 こういうときは自分の価値観は横において、「あなたは……なのですね」という言い方をマスターしましょう。この場合ですと、 「あなたは、デ…
質問をするときも、やはり「気持ち」に目を向けると、話し手の反応が全く別のものに変わります。 もともと人は気持ちを刺激されると、とたんにイメージがふくらみ、そこから「エピソード」が噴き出てきます。ひとたびエピソードが出てきたら、もう相手の話は…
会話で大事なのは、「お互いがどんな人かわかる」ように話したり聞いたりすることです。そのために「自分がどんなときに、どんな振る舞いや選択をするか」に意識を向けます。 質問をするときは、相手の性格、人柄がわかるエピソードを引き出す。 話すときは…
話に詰まっても、ムリして質問をなげかけなくてもいい。ひたすら「共感の言葉」を送ればOK。 『誰とでも 15分以上 会話がとぎれない!話し方 66のルール』 〜P.54 10話に詰まったときの脱出法