リーダーを目指す人の心得

日本の中空均衡型モデルでは、矛盾するものを排除せず、共存させる

これに対して、日本の中空均衡型モデルでは、相対立するものや矛盾するものを敢えて排除せず、共存し得る可能性をもつのである。つまり、矛盾し対立するもののいずれかが、中心部を占めるときは、確かにその片方は場所を失い抹殺されることになる。しかし、…

中心による統合モデルは西洋における自然科学の発展に大きく寄与した

中心による統合のモデルは、西洋における自然科学の発展に大きく寄与したと思われる。合理性という原理を中心に、矛盾を含まず論理的に整合性をもつ体型を樹立することによって、自然科学は大いに発展したのである。しかしながら、このようなモデルは自分の…

中空構造日本の深層

「柔らかい心」で向き合い、心を一つの方向へ整えることが和

和というのは、ケンカをしないということではありません。お互いがそれぞれの務めを果たすこと。そのことを通じて「心のつながり」を保つ、ということです。あえて訓読みすれば、「やわらぎ」とか「ととのう」となるのでしょう。互いに「柔らかい心」で向き…

日本は神の命令ではなく、「きれい」「汚い」という美的感覚で行動を律する

その『日本文化史』の中でサンソムがくり返して書いているのは、日本人は倫理やモラル、あるいは心のありさまを表現するときにさえ、「きれい」とか「汚い」といった美学的な言葉遣いでもってそれを表現する、ということです。 すなわち、「十戒」という神の…

西欧人は国力の根源には必ず宗教が関わっていると考える

ではなぜ、神道だけを目の敵にしたのでしょう。それは、日本の力の根源の一つが神道にある、と見たからです。なぜ神道が、日本の力の根源と関わっていると見たのでしょうか。それは簡単に言えば、西欧人は、国力の根源には必ず宗教が関わっている、という見…

日本人としてこれだけは知っておきたいこと

人心掌握に長けた人は別れ際の一言に想いを込める

私の知る限り、人心掌握に長けた人はこの別れ際の一言がものすごくうまいのです。決してそれを軽くは扱いません。どれだけ頻繁に会っている人に対しても別れ際の一言には想いを込めます。その人が自分にとっていかに大事か、大切か、重要な人物であるかを瞬…

任せるのがうまい上司は常日頃から何を任せられるか探している

私の知る限り、任せるのがうまい上司は、常日頃から部下に何を任せられるのかを一生懸命探してます。このレベルにいるのだからこれなら任せられるというものを何気ない観察の中で模索しているものです。 『コーチングのプロが教える 「ほめる」技術』 P.44

相手が心の底で他人から聞きたいと思う言葉をなげることが「ほめる」

彼はいいます。ほめるというのは、ただ「すごい!」「すばらしい!」と美辞麗句を投げかけることではない、と。相手が心の底で、他人から聞きたいと思っている言葉を伝えて初めて、「ほめる」という好意は完結すると。 だから彼は観察と試行錯誤を大事にしま…

コーチングのプロが教える 「ほめる」技術

悩んでいるというのはただモヤモヤしているだけ、即断即決を繰り返せばモヤモヤはなくなる

悩んでいるのだけど、それを表現しようとすると上手くまとまらない。 これは悩んでいるのではなく、頭のなかにモヤモヤと残るものがある状態なだけで、『あのことをしよう』と思ったら、すぐに片付ける。『あの人に電話しよう』と思ったら、すぐする。『これ…

心が変われば行動が変わる。行動が変われば習慣が変わる。習慣が変われば人格が変わる。人格が変われば運命が変わる。

「博士の有名なことばに『心が変われば行動が変わる。行動が変われば習慣が変わる。習慣が変われば人格が変わる。人格が変われば運命が変わる。』というのがあります。これは多くの経営者の方たちが、一度は手帳に書きとめたことがあるはずです。」 「スゴイ…

自分自身ではなく、相手をいかに自分に集中させるかという「集中力」が大事

つまり、集中力なのです。それも自分自身ではなく、相手をいかに集中させるか。自分だけに注目させるか。それを会話力といいます。 『営業の魔法』 P.22

営業の魔法―この魔法を手にした者は必ず成功する

翌日にやるべきことプラス、翌日の朝一で取り組むべき仕事の準備もする

アメリカで高校中退後にビジネスで大成功をおさめたブライアン・トレーシーは、翌日にやるべき仕事のリストをつくるだけでなく、朝一番に取り組む仕事の準備までしておくことをすすめている。もっとも重要な仕事を見極め、必要なものを揃えて、すぐに取りか…

定時に帰る人はまるで働き方が違う ---今夜もまた残業する人との差は

日本憲法は日本から戦争する力を奪いたいアメリカと天皇制を堅持したい日本の妥協の産物

日本の憲法は、日本から戦争をする力を奪い、日本の民主化を推し進めようとしたアメリカと、日本の基本的な政治体制である天皇制を堅持しようとした日本の、政治的な妥協の産物であった。・・・<中略> 憲法は日本という国家の基本的な考え方を規定すればよ…

アメリカが日本に「昭和憲法」を与えた真相

自分がどんなときに、どんな振る舞いや選択をするかに意識を向ける

会話で大事なのは、「お互いがどんな人かわかる」ように話したり聞いたりすることです。そのために「自分がどんなときに、どんな振る舞いや選択をするか」に意識を向けます。 『誰とでも 15分以上 会話がとぎれない!話し方 66のルール』 P.70

話し手のトーン、しぐさ、表情を観察し、どこをわかってほしいのか感じることが大事

話しを聞くときは、話し手の声のトーンやしぐさ、表情などをきめ細かく観察しながら、話し手はいったいどこをわかってほしいのかを感じる必要があります。 『誰とでも 15分以上 会話がとぎれない!話し方 66のルール』 P.39

誰とでも 15分以上 会話がとぎれない!話し方 66のルール

国防を重視するなら外敵にとっても便利な国土の中央に首都をもうけることは得策とは言えない。

経済活動や文化発信だけを考えれば、首都は、国土の中央にあるほうがよい。しかし、国防を重視するなら、首都は便利な場所に置いてはならない。便利な場所は、国土に侵入してくる外敵にとっても、便利だからだ。国防の見地からすると、東京のような一極集中…

歴史に美学を求める中国人は戦いの勝ち負けよりも、どれだけ美しく戦ったかに意味を求める

中国人は、歴史に美学を求める。天下取りの争いに勝手も、中国の王朝の寿命は、せいぜい二百数十年にすぎない。しかし、歴史と言うキャンパスに描かれた「義」の美学は、永久に残る。千年単位のスケールで見れば、勝ち負けよりも、どれだけ美しく戦ったか、…

華僑の商才に象徴される現実主義の「貝」と共産主義に象徴されるイデオロギー性は「羊」

現代中国人は、太古の二つの先祖から、ホンネとしての貝の文化と、タテマエとしての羊の文化の、両方を受け継いでいる。異質の二つの性向が、どちらも彼らの血肉となっている。ここに中国人の強みがある。 華僑の商才に象徴される中国人の現実主義は、「貝」…

貝と羊の中国人

非共有環境の影響のほうが共有環境の影響よりも優位

人間の心や行動の個人差が遺伝の影響を受けていることを科学的に実証する双生児法の基本的な考え方を述べ、ふたごのデータが個人差の要因として遺伝、共有環境、非共有環境の三種類の影響を明らかにできることを説明した。この三種類の影響は、さまざまな心…

同年齢の仲間集団のほうが家庭より子どもにとって重要な環境

親の役割を重視しようとするほとんどの研究が遺伝要因を考慮していない。だが親が子に伝えるのは環境よりも遺伝子である。ここまでは行動遺伝学の知見そのものだが、彼女はここからさらに進んで、子どもにとって重要な環境が、家庭ではなく、子どもが属する…

利他性を自覚的にコントロールことはヒトの遺伝子の環境適応方略

いわゆる「大人になる」というのは、自分の社会的行動に潜む利他的な側面に気づき、それを自分で自覚的にコントロールできるようになることである。これらは、遺伝子たちが自分自身を残し続けようとした長い進化の歴史の過程で、特にヒトにおいて顕著に表れ…